事業内容
溶射加工
プラズマ溶射
プラズマ溶射ガンで生じるプラズマジェットを用いて粉末溶射材料を加熱・加速し、溶融またはそれに近い状態にして母材に吹き付ける溶射
特徴
セラミックスなどの高融点溶射材料をより完全に溶融するため、冷間(100~300℃)の素材に、密着力の高く、緻密でなめらかな良質の皮膜を形成することができます。
さまざまな耐摩耗・耐食・耐熱・肉盛など、広い分野の応用が可能です。
(溶射材料)金属・金属合金・セラミックス・サーメット等アーク溶射
2本のワイヤー状の溶射材料を電極としてアーク放電させ、それにより溶融した金属を圧縮空気で吹き付ける溶射方法です
特徴
厚肉盛(3mm程度)が可能。溶射された金属層は極微細気孔をもつため給油効果の向上が期待できる。機械部品の補修に適します。
(溶射材料)Ni-Cr・SUS420J2・アルミ・ALBC等
機械部品の補修に適す。フレーム溶射
プロパン・アセチレンガスを燃焼させて、金属を吹き付ける溶射方法
特徴
防食溶射に良好な結果が得られています
(溶射材料)アルミ・亜鉛・Ni-Cr等
自溶性合金溶射
Ni基、Co基、NiCr基の合金にB、Siを添加した自溶性合金を溶射材料として溶射後、材料の融点(980度)まで加熱することによって母材に溶着させる溶射方法です。無気孔な溶射皮膜が形成されますが、高温にするため補修溶射は不可能です。
特徴
耐摩耗性・耐衝撃性・耐腐食性に優れる。
高速フレーム(HVOF)溶射
酸素と燃料を燃焼させることにより生じる高速ジェットフレームで粉末溶射材料を溶融加速し母材に吹き付ける溶射方法です。
特徴
皮膜の硬度、緻密性にすぐれ密着力の大きい高品質な皮膜を形成する。
(溶射材料)WC系サーメット・Cr3C2系サーメット・自溶性合金 セラミック溶射品
主な溶射材料
主な溶射材料
材料名
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化学式 | 特性 |
アルミナ | AL₂O₃ | 耐摩耗性・耐エロージョン性・電気絶縁性 |
グレイアルミナ | AL₂O₃-TiO₂
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耐濡性(溶融金属)・耐摩耗性 |
ジルコニア | ZrO₂-Y₂O₃ | 耐熱性 |
ジルコニア-マグネシア | ZrO₂-MgO | 耐熱性・耐濡性(溶融金属) |
クロミア | Cr₂O₃ | 高硬度・耐摩耗・耐食性 |
イットリア | Y₂O₃ | 耐プラズマ性・耐酸化性 |
アルミナ・ジルコニア | ZrO₂-AL₂O₃ | 耐濡性(溶融金属)・耐熱衝撃性 |
酸化チタン | TiO₂ | 半導電性・耐摩耗用 |
アルミナ・チタニア | Al₂O₃-TiO₂ | 繊維などの耐摩耗 |
タングステンカーバイトコバルト
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WC-Co | 一般的に超硬・耐摩耗性 |
タングステンカーバイトニッケルクロム | WC-NiCr | 耐摩耗性・耐エロージョン性 |
アルミニウム | Al | 耐防食・導電性・熱伝導性 |
銅 | Cu | 導電性・熱伝導性 |
ニッケルクロム | Ni-Cr | 耐酸化性・セラミックス下地 |
ニッケルアルミ | Ni-Al | セラミックス下地・自己力強い |
ニッケル | Ni | 耐食性・肉盛補修 |
モリブデン | Mo | 耐摩耗・耐濡性(溶融金属)・無給油材 |
チタン | Ti | 強靭性 |
クロム・ニッケル合金 | CrNiMoWAl | 耐硫酸性・耐摩耗性 |
ニッケル・クロム合金 | NiCrFeBSi | 耐摩耗・耐食 |
タングステン・ニッケル・クロム合金 | WCNiCrFeBSi | 耐摩耗 |
クロムカーバイト | Cr3C2-NiCr | 900度までの耐摩耗・耐酸化 |
コニクラリー | CoNiCrALY | 断熱皮膜の下地 |
ニクラリー | NiCrAlY | 断熱皮膜の下地 |
ステライト | CoCrWc | 高温耐食・高温摩耗 |
13Cr(SUS420J2) | 一般補修溶射用・厚膜可能 | |
80カーボン | 高硬度金属補修用(Hs70) | |
SUS316 | 補修用・耐腐食 |
溶射実際例
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